鞄から出された聴診器を見ると、ビビったように後ずさり。 「座れって」 「……やだ」 「高島に頼まれてるの。季蛍が最近食事の後に必ず発作止め飲んでるのが気になってしょうがないって」 「……」 「毎日発作止め飲んでるらしいな?俺に内緒で」 「……別に飲んでる薬蒼に言えなんて言われてないもん」 「いいや?前から言ってるよな、俺」 「もうやなの!!……いちいち……」 「季蛍の為を思って言ってるんだ」 「…………」