「俺も早く子供ほしいなー…」 そう言ってニヤニヤ笑う奏太。 「……ッ」 「愛も欲しいでしょ?可愛い俺似の赤ちゃん」 「えぇー、奏太似の赤ちゃん?やだぁ」 …………なんて照れ隠しなんだけど。 「…まぁ愛もいつか産むよ」 「…いずれは子供、欲しいもんね」 「うん」 「……にしても、お医者さんって変態ってきくけど本当なんだね」 「……何それ、俺のこと言ってんの?」 「うん」 睨んできた奏太の視線を外してキッチンへ向かう。