朝食の支度がだいたい済むと、さすがに奏太を起こさないといけない時刻。 寝室にはまた目覚ましが響いている。 「奏太!!起きて」 ……爆睡 「そーおーたー」 「……今何時」 「今?今は…7時…じゅ…」 「7時?」 飛び起きた奏太は眠そうに目を開く。 「七時過ぎてるよ」 「…マジか、また七時起きか」 「奏太六時起き目指してるんだもんねー」 「じゃないと脳が覚めないんだよ、仕事の時」 そう言って奏太は洗面所へ向かった。