「すみません、さっき病院に電話があって。タクシーで病院来るって」







「そう…」







高島は友那さんの隣の椅子に座ると、ぐったりな彼女を支えた。







「今朝から熱あるんです。昼に上がって、さっき病院に電話があったときは更に上がってきていて…。


昼ご飯吐いたって言うので……」








「ん、わかった。とりあえず熱計ってくれる?








「はい、……」







支えながらも彼女の服のボタンを器用に開けていく高島。






「熱計ったらボタンそのままにしといて」








「あ、はい」