「具合でも悪いのか?」
「なわけ…。」
「じゃあどうしてこんなに?」
「…今日はたまたま食欲がないの!!」
そんなやりとりを聞いてか、お母さんが私とパパの間に入って
「蒼ってほんとに過保護だと思わない?」
と私に振ってきた。
「悪かったな、過保護で」
そういうパパはお母さんのことを睨む。
「だってほんとじゃん!!いつも私のこと子供子供って……。」
「事実だもん、しょうがないじゃん」
「………それはそうだけど」
認めてしまったお母さんは、のこのこキッチンへ戻っていく。
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