それから30分がたって、パパにも手伝ってもらいながら食べ進めたお母さんのお皿は空になった。






「ごちそうさま」








お母さんがキッチンへ食器を片づけに行くと、パパはパソコン越しに私の手元を見つめる。







……さすがにバレるか。








夏来はと言うと、ご飯を食べ終わってすぐにリビングを出て行ってしまった。






落ち着きがないなぁ……あの年頃は。









そんなことを思いつつコップのお茶を一滴残らず飲み干した。







「…愛優ほとんど食べてない」







「……食べてるよ」