「……そんなに見られてると余計緊張して指切るよ」 「…わかったよ」 諦めがついたらしく、パパは私の向かいに座って途中だったパソコンを弄りだした。 「……ふー…」 溜め息をつきながら、パパはパソコンとにらめっこ。 「…なんだこれ」 思わず心の声が漏れているのか、パパは険しい顔をしながらパソコンから目を離さない。 私も教科書に目を向けるけど、文字を見ていると気持ちが悪くなってくる。