休日、家のリビングで教科書を開いて勉強していた。






頭がぼーっとして、胸がモヤモヤしている。







朝起きたときから、体の異変を感じていたけど…。








ノートに走らせるペンの速度がだんだん落ちてきて、とうとうペンを机に置いた。







今日は珍しく両親揃って家にいる。







お母さんは昼食の準備をし、パパはさっきからお母さんの手元を眺めている。






体が回復したばかりだから、久しぶりの料理をするのが不安なんだって、パパ。








「……もー。大丈夫だって言ってるのに」









「何日ぶりだと思ってんの?料理するの」









「…別に私今まで料理してきたんだし…久しぶりだからって切らないもん……」








たまに思うけど、パパって過保護だ。