「だけどゆり子ちゃん…1人でこの子の為にも頑張るって。 ちゃんと強気だし、きっと本人もわかってると思うからさ……あんま言われたことは気にすんな」 そう言って抱きしめると、頷きが返ってきた。 「…季蛍のことに嫉妬してるだけだと思うし、ゆり子ちゃんは高校生の時からあぁだから。 気にするな…………大丈夫」 「……ッ良かった…ッ」 「ごめん、早く伝えれば良かったな」 「……ッ」