「蒼先生……顔色大丈夫ですか?」
「…ハハ、やっぱり高島も思う?」
「思う……って……疲れた顔してますよ」
「今朝鏡見てビックリした。俺やばいなーって……ハハハ」
「いや、笑い事じゃないですってー」
「大丈夫。一応薬飲んでるから」
「…そうなんですか」
「最近寝る暇なくて…。まぁそんなこと言ったら世界中の医者そうだよな」
溜め息をついて椅子に座る。
「……とりあえず仕事進めるか」
「あの……蒼先生?」
「ん、なに?」
「……辛くなったら言って下さいよ?顔色、悪いですし…心配ですよ……」
そんな高島を見上げて
「はは、大丈夫だよ。心配するな」
そう言って笑えば、安心したように高島も笑って
「…そうですか」
と言った。