───仕事が終わったのは夜23:00 当直の高島にお疲れ、と一言言ってから、俺は待ち合わせのカフェへと向かう。 季蛍は当然家に帰って、そろそろ眠る時間だろう。 毎晩仕事のことを相談するのなら、まだわかる。 だけど……何か本当に相談したいことを、彼女はきっとまだ俺に話していない。