ジタバタする夏来を下ろせば、ちゃんと席について1人でご飯を食べ始めた。 手のあいた俺は自分の口にも運びつつ、季蛍の手元を眺める。 ……食べる気配がない。 「ごちそうさま」 「え、早」 もう食器をまとめ始めた愛優を見ると 「結構お腹いっぱいになった」 と笑った。 「小食だなぁ……愛優は」