「……大丈夫だよ、ちゃんと冷やしてたから」 「愛優が腫れてきてるって言ってるよ?」 「……過保護なんだよ、蒼は…。火傷くらい…」 「火傷くらい…じゃないだろ」 呆れたパパはお母さんの元へ近づき、差し出された手を軽く握った。 「……火傷してから随分たってるだろ?腫れすぎ」 「…大丈夫……だから…」 「ちゃんと冷やした?」 「……」