「はい、計って」








「……どうせ怒るじゃん」








「怒らない、怒らないから」








「ううん、怒る。蒼怒るもん」








「……怒らないって。」








「………」








「…はぁーったく…」








季蛍をヒョイと持ち上げて体重計の上に乗せれば、嫌だと体を押してくる。








「動くな、じっとしてろ」








「……。」