夕飯の支度がだいたい済めば、リビングの椅子に座って蒼と夏来のいちゃいちゃを眺める。
「…ズルいよ、あんなべったり…」
「ふはは、夏来に嫉妬してんの?」
手伝いを終えた愛優が盗み聞きして言った。
「……~ッだって……」
「ほんとーーに仲いいね、怖いくらい仲いいよ。2人」
2人、というのは私と蒼のことだろう。
「……そんなことないよ」
「パパはパパで意外と気づいてるし。」
「……何に?」
「おかーさんが寂しがってること」
「……そんなことないよ?気づいてないもん、鈍感だから」
「体調に関しては敏感なのに?いつもパパじゃん、お見通ししてるの」
そう言って愛優は笑った。
「ん、……もういいの!!なんでも…」
「よくわかんないけど仲いいよ、ほんと」


