こんなちょっとしたことでも、俺にとっては生きた心地がしない。 「……ほんとびっくりした」 陽を家の中に入れると、その場に座り込んでしまって。 「陽?大丈夫?」 「平気、力抜けただけ」 「マジでビビッたよ…俺…」 「ごめん、そんなつもりなかった…」