俺の頭の中では、悪いことばかりが回る。 「………」 落ち着いて考えても、やっぱりわからない。 「……なんかあって季蛍さんちいったとか…」 なんとかいい方向にもっていこうと思考を変えてみる。 夜は結構イライラする陽だし、危ない行動に突っ走るから、何かあったのか…。 いや……。 大丈夫だよな…… ……わからない。 どうすればいいのかさえわからない。 俺の手は自然にある人に電話をかけていた。