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───────「おいし?」







「んふふ、美味しい」







「良かったー……」









「なんかね、今日あんまりイライラしないの」









「そうなの?……そういう時期もあるのかね」











「うん、あるみたい」












「………ご飯食べたらお風呂入っちゃお、疲れた顔してるから」










「今日は1人で入る!!」










「は?………だめに決まってんじゃん」










「どうして!!そんなに私と入りたいの?」











上目遣いで見つめてくる陽。










……や…ヤバすぎだろ、その目………。












「……何するかわかんないもん」










「大丈夫、今日イライラしてない」












「……イライラしてるしてないの問題じゃないんだけど」










「やなの!!」











「なんで~?」










陽の口の周りについたお粥をタオルで拭きながら聞いてみる。










「そっ、……それ…は…」










「なんで?」











「……だ、だってあの蒼くんだって季蛍さんと入らないでしょ!!」










「よそはよそ。うちはうち」










「………ッ」