「無理するとまた吐くよ」 「だって…薬飲まなきゃ何でしょ?」 「うん、……そうだけど。一口飲み込んだら薬飲も」 頷いた季蛍はまたお粥を口に含んだ。 「………大丈夫?」 季蛍の口元にタオルを持って行けば、なんとか飲み込んだみたいでタオルを押し返してきた。 「偉い」 「ん…ふふ」 「薬飲んじゃって。」 「……まずそ…」 「飲めば良くなるよ」 「………頑張る」