目眩の収まらない私は、高島先生に直接貰った薬を飲んで医局で目を瞑っていた。 貧血からなのか、視界がフラフラとする。 薬の効き目もまだよくなくて、薬が効くのを待つのみだった。 「おい…大丈夫かよ」 そう言って隣に座ったのは、高島先生だった。 「貧血っていっても……ちょっと酷くない?」 「そうですけど……大丈夫です。」 「大丈夫じゃないじゃん…だって」 「大丈夫です」 「……」