「おはよ」 「…はよ」 「仕事遅れるよ」 「…わかってる」 季蛍の患者さんの遥人くんは、看護士を困らせるし……かなり大変。 それなのに季蛍に話もしてくれないし、季蛍の話も無視しているみたいだ。 毎晩疲れ切って帰ってくると、俺が気づかないうちに眠ってしまっている。 昨日の夜も疲れ切っていたのか、帰ってきて早々夕飯も食べずに眠ってしまった。