奥から蒼も出てきて、 「果織ちゃ………あれ、季蛍」 「遥人…くん、」 蒼には遥人くんが来たときから、心を開いてくれないと相談していたから……よくわかってくれている。 遥人くんをみた蒼は、少し微笑んでから果織ちゃんに目をやった。