「じゃあ尚更送るよ」








そう言って高島先生にヒュイっと体を持ち上げられて。







……お、お、…お姫様抱っこ















「…蒼先生に家いるか聞いてみるか」










お姫様抱っこのまま車に乗せられて、高島先生は蒼に電話をしている。











「……あーもしもしー?蒼先生」









そんな声が車の外から聞こえる。












高島先生の車の運転席のところには、ピンクとブラウンのウサギのキーホルダーがぶらさがっていて。










ピンクにはY、ブラウンにはSの文字が刻まれていた。









………彼女さんとのやつか。