「季蛍?何してんの」
「………高島先生」
片手にイチゴミルクのパックジュースを持って、まさに帰ろうとしていた高島先生は、不思議そうに私を見つめた。
「……ん?どした?」
「………いや」
「こんな真っ暗なところになんで座ってんの?」
半笑いで高島先生は言った。
「…ちょっと………ハハ、疲れちゃったなぁ…って」
「……なんなら一緒に帰ろうよ。どうせ蒼先生車乗ってったんでしょ?送ってやるよ」
「い、いいですよぉ…」
「…季蛍、何か俺に隠してない?」
「…べ、つに」
「まぁとにかく…送るから。おいで」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…