─────── ───────── 「じゃあ悪いけどお願ーい。ちょっとよく戻すから…迷惑かけちゃうかも」 「大丈夫ー、じゃあ夜また連絡ちょうだいねー」 「うん。」 蒼の家の玄関で、陽が家の中に入るのを見届けて。 ひょこりと顔を出した季蛍さんに 「季蛍さんもごめんねー、せっかくのお休みなのに。」 「いえいえー!全然」 「ありがとう、じゃあよろしく」 「いってらっしゃーい」 そんな蒼の見送りで、俺は仕事へと向かった。 なんだかんだ蒼の家に預けていれば、安心できる。