「熱下がった、もう帰る!!」 「季蛍。……それはダメだよ」 病室のドアにしがみつく季蛍を引っ張る俺。 「ダメ。……これから高島来るんだろ?大人しくしてないと」 「やだやだやだ!帰る帰る!!」 「季蛍」 「やだやだやだ!離してッ」 「季蛍!」