「どうしても言いたくないこと?」 コクリと頷いた凜から目をそらし、腕に軽く包帯を巻いた。 「どうやってできたのかもわからない傷を処置したんだから、どうやったらここに傷ができるかくらい言え」 「言いたくない!」 「……わかったよ。こんな遅い時間に起きてると明日起きれないよ。」 そう言えば寝室に入っていってしまって。 ……一体何がしたかったんだ?