「季蛍がさぁ~」
いすに座って机に体を預けながら、ペンで机をツンツンしながら
「なんか頭痛いって、我慢できないくらい。」
「……そうなんですか。昨日の夜も言ってたんですよね、頭痛いって」
「そうなんだ。なんか苦しくてナースコール押そうとしたって言ってた」
「…あー。そうなんですね」
高島は顔を真っ赤にした季蛍の服のボタンを開けていく。
「やだ、ッ」
「動かない」
動かない、と言って季蛍の両手を片手で押さえてしまう高島………大分慣れている。
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