「ただーいま」







家に入ると、ほんのりカレーのにおいがした。









「夏、……ただいま」









玄関にきた夏来は、俺のことを見上げて…じっと見つめる。









「ん?」








「まんまぁ…」









「……え?ご飯食べてないの?」









「まんまぁ……」