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───────────翌朝







昨夜薬を飲んだろうから、きっと熱もさがってるはず…と季蛍の額に手を触れた俺はため息をついた。









下がるどころか、上がっている。









昨日は早く寝ろ、と俺までもが季蛍の支度を手伝い、暖かい格好をさせた。










それでも熱は下がってくれない。














風邪じゃないのか……?













「………あ、起きた」








目を開けた季蛍だったけど、顔をしかめてまた目を閉じてしまった。












「……おはよ。なんか熱上がっちゃってるね」










「………」












「今日仕事休んで寝てな。俺もうそろそろ行かなきゃ」










そう言っても鈍い頷きが返ってくるだけ。









「…何かあったら連絡していいからな」












また、あやふやな頷きを見てから、俺は寝室をあとにした。