「……ッはぁ、………ッはぁ、…」








「もっと頑張れる?………吸えてない」










季蛍の背中をさすりながら吸入を片手で持つ高島も、随分と慣れたもんだ。










「……ん、そう。吸えたね」
















「……ッ…ハァ………」















疲れた顔で、俺のことを見つめる季蛍の頭を撫でてやれば、嬉しそうに口角を上げた。