「とにかく、夏来のことは奏太に任せよ」 「……だって」 「点滴する為に入院するぐらいの感覚なの。そこまで酷い訳じゃないの。な?」 「……そんなこと言ったって」 俯いてしまった季蛍の肩に手を置いて立ち上がり 「俺仕事戻んなきゃ。…季蛍は帰るだろ?大丈夫、あとはやっとく~」 そういって部屋を出て医局へ向かった。