「点滴入れちゃうね。薬のアレルギー、ないよね?」 「ない、です」 高島先生は、動揺する私に 「大丈夫、心配すんな」 結婚して、守るものができた高島先生は、蒼のように優しく笑って 「季蛍……その前に何か飲んできな。水分不足」 肌か唇かでわかったみたいで、高島先生はそう言って私の背中を押した。 「夏来くん、診てる間に」 スヤスヤ眠る夏来を見てから 「はい…」 部屋をそっと出て行った。