「嘘でしょ……」 私が今目にしているのは、ぐったりした夏来だった。 「…夏、」 「まぁ…」 朝ご飯をすませ、仕事をしていた私。 昼ご飯を作ろうと思って、夏来になにがいいかを聞こうと思ったら…… 「…夏来、」 手元の体温計は、9度を余裕で越していた。