それから数分して、陽さんと港くんが私のそばに来た。 「……季蛍ちゃん…ッごめんなさい…」 「え?謝らないで下さいよ…陽さん!私は大丈夫ですよ」 「……無理矢理…私のワガママで…」 「季蛍さん…ごめんね」 港くんまで。 「大丈夫です……全然。」 「……本当に?」 「はい、どっこも痛くないので」 「良かったぁ……」