そう言って店内を回っている時、私は陽さんの背後にあった高く積まれたダンボールに気づいた。 「あ、待って…陽さんッ……」 「ぇ?」 陽さんが振り返った途端…重みで傾き始めたダンボール。 「…危ないッ」 回りにいた人の声が…聞こえた。 私の体は迷う暇もなく、陽さんを押していた。 ………ドガーン…────── ─────────