「…楽しみ。元気な子が生まれてくれるといいな…」 その陽さんの目は…どことなく寂しそう。 「………私体弱いからさ。 なんか……遺伝したら可哀想だな…って」 「そんなことないですよ。私の子供も体弱いけど…だからこそ分かり合えたりしますもん」 「そうなんだ…、やっぱり季蛍ちゃんと来て良かった」 「へへ、ありがとうございます」