季蛍ならば、肌に触れたり診察したりとできる。
馴れ……からかな。
だけど…彼女とは、遠距離恋愛だったせいか…簡単に肌に手を触れてもいいものなのか?
わからなくてオドオドしていると、
「……寝たい」
「…ん、寝る?寝室…いく?」
「うん……連れてって」
こんなに甘えたっけ…?と思いつつも友那を抱き上げて寝室らしき部屋へと入る。
ベッドの上に寝かせると、布団に潜ってしまった。
「ね、ゆー。……何か食べた?」
「何も……」
「何か食べる?」
「………」
「何か探してこようか?」
「……」
「ゆー?」
「頭……ズキズキしてる」
「……冷やすか?」
「う、…ん」
「………………じゃあ…ちょっと待ってて。」
「うん…」


