ずっと拒否していると、さすがに呆れたみたいで。 「…ったく…もう」 目の涙がこぼれてから、芙羽の呆れ顔がハッキリと見えて 「口開けて。」 そういわれても、自ら口を開けることはできなかった。 「……嫌だッ」 「昨日だってさぼってたんだろ?薬飲むの。今日の昼の分だって残ってる。 今朝約束したよな?今日は自分で飲むって」 「したけど…ッ…」 「今飲むのは当然だろ。飲まないで下がるわけない……」 「いやッ…」 私の口に芙羽の指がかかった。