「季ー蛍ー……まだー?」






「だって…薬どっか行っちゃった」








「……はぁ。あのなぁ…」









玄関で夏来を抱えて準備万端だった俺は、夏来を下ろして家の中に入った。










「愛優…ちょっと夏来見てて」











「うん」