なるべく早く今日は帰らせてもらおう、と思って、俺はパソコンと手元の紙の束に視線を移す。 早く帰って、今日は凜のことを病院に連れて行こう。 ……さすがにここまで我慢させるわけにもいかない。 自分で水分をとっているのかも、少し怪しい所だし。 とにかく………この束を終わらせるには、一分一秒も無駄にできない。