───「凜、ただいま」 部屋に入ると、リビングには毛布にくるまる凜。 毛布にくるまりながらブルブルと体を震わしていた。 「なぁ…寒いの?」 「寒いッ」 ……暖かいくらいなんだけどな。 「もう寝な。これから熱が出るかもしれないから」 「……寝なきゃダメ?」 「熱あがる前に寝た方がいいだろ?体暖かくしてもう寝ろ」 「……」 「まぁ明日には元気なんだろうけど」