朝はそんな調子だった港も…夕方になると急にし真剣な眼差し。
パソコンでなにやら調べていた港は、キッチンで料理をする私に言った。
「陽ー……」
「んー?」
「陽はさ……そんなに体、強いわけじゃないじゃん?」
「ん、うん…」
「……だから…体に負担かけると…すぐに体調崩しちゃうこともわかってるでしょ?」
「……まぁ」
「だから……聞いて欲しいことがあるんだけど」
なんだか嫌な話の予感がして、気づいたらふいに混ぜていた鍋の手を止めていた。
「……話」
「うん。…俺と約束してほしいこと」
「………」
「いい?ちゃんと聞いて?」
それでもなんだか受け入れるのが嫌になって、
「……その話、大切?」
「んー……かなり」


