─────「アイス食べたーい。

あっ、でもここも行きたいなぁー」









雑誌を捲りながら、着替え途中の蒼の隣でブツブツ言っていた。









「季蛍もとうとう着替えてる男の隣に座れるようになったか」









「え?なんで?」










「いつもなら恥ずかしーってあっち行っちゃうのにな」









「………だ、だって…べ、別に蒼だし」












「…俺でも前まであっち行っちゃってただろ」











「………」










「ははッ顔真っ赤」









「うるさいッ」