何一つわからないまま、また朝を迎えた。










いつもは起きて、玄関まで見送ってくれる陽も、まだ布団の中で寝息をたてている。











俺はそこまで奥さんに高い願望はないし、毎朝送って欲しい訳でもない。









毎朝味噌汁を作れだとか、俺より早く起きて支度をしろだとか……そんな鬼旦那じゃない。









ただ、いつもやってくれることを、急にやられなくなると…なんだか違和感を感じる。










それでもやっぱり心配な俺は、陽の額に軽く手を触れてから、寝室の電気を消した。