「……もっと大きく開けないと見えないから。」 「いやあぁっ……」 「……じゃああーって声出して」 「ばぁーかぁッ!やらないっ」 そんなお母さんに容赦ないパパ。 「ほら。……場合によっては病院行かなきゃいけないかもしれないから。」 「やだあああっ…」 この二人のやりとりに少し苦笑いして、寝室を出た。