これまであぐらをかいていた芙羽の足がのばされて。
仰向けに寝かされていた私の足に、芙羽の伸ばされた足を上から置かれて。
……絡まさせられたって感じ。
「……いい?凜。文句なしっつったからな。」
「…………」
「凜、あーん」
…………出た。
…恐れていたことが。……芙羽の家内診察。
「……薬勝手に飲んでたみたいだけど…アレ言っとくけど風邪薬じゃないから」
「へ?」
「………意味ない。俺に聞いてから飲め、バーカ」
「ひど…」
「いいから口開けて」
「………」
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