────凜?



──────りーん





───────凜!











「……ん。」









「マジびっくりした……。」









安心したように苦笑いとため息を繰り返した芙羽は、










「凜…お前………」










熱あるだろ、と言い足そうな芙羽の腕の中から身体を起こして











「大丈夫!!ご、ごめんね、最近何も食べてなかったから貧血で倒れちゃっただけ…」













「……凜。」












「ほんと、ほんとなの。…貧血なだけ、心配しないで?ほら、早く食べ……────」












「凜。…………嘘をつくな」