「今…持ってくるね?」 「うん」 いつもと変わらず接したつもりでも、やっぱり笑顔がぎこちないだろうな…ってことはよくわかる。 キッチンへ入った私は、一度深くため息をつく。 そうじゃないと……リビングで倒れてしまいそうだから。 「………はぁ」 でも、芙羽が待っているから…と思って急いで料理を盛った。