ふとコロッケの存在が頭を過ぎり、何を思ったか………その鍋の蓋に手を触れてしまった。









「あつっ」








ここでさっきまでぼんやりとしていた意識と視界が徐々に回復し、反射的に離した手も無意識に冷やしていた。










「………あれ………あたし…なんで鍋に蓋…」